はしば矯正歯科インタビュー

dr_hashiba_img.jpg

東京都にて「はしば矯正歯科」を開業されている橋場千織先生にお話をお伺いします。

日本人には扇状歯が多く、矯正治療により叢生を改善すると、治療前には認められなかったブラックトライアングルが生じてしまうことがあります。成人患者の多くは審美的要求が強く、ブラックトライアングルを嫌がります。当院ではIPR(Interproximal enamel reduction) で隣接面を僅かに削合することで、ブラックトライアングルを減少させています。
SDC 社のポリビーは、基盤部分に蜂の巣状の穴が開いていて容易に彎曲させられるため、隣接面の微妙な曲面を維持しながの削合や研磨が可能なので、IPR の時に大変重宝しています。また、マイクロルーペは正確なIPR を行うには必須のアイテムです。


正確なIPRのために是非ご購入ください

症例のご紹介

ケース1

cace1_before.jpg初診時の口腔内写真。このような下顎前歯の叢生には注意が必要です。case1_between.jpg動的矯正治療後に生じた下顎前歯のブラックトライアングル。case1_after.jpg動的治療終了後でもIPRを行えば、ブラックトライアングルの減少は可能。

ケース2

case2_before.jpgアライメントがおおよそ終了した頃に、前歯の拡大写真を撮影します。 問題点が見つかったら、ブラケットを外し、ブラケットの着け直しをします。その際にマイクロルーペを使用すると正確なポジショニングが出来ます。case2_between.jpg上顎前歯のブラックトライアングルを消失させ、側切歯のトルクやアンジュレーションを治して動的矯正治療を終了します。case2_after.jpgカンタリング(審美的輪郭形成)により、切端の形態を修正し、表面のクラックを修正します。

ケース3

case3_before.jpgアライメントが終了した下顎の前歯にブラックトライアングルが目立ってきました。case3_between.jpgIPRを行って、扇状を台形に近づくように形態修正をします。スペースが生じているのがわかります。case3_after.jpgスペースを閉鎖すると、歯肉がクリーピングし、ブラックトライアングルは消失します。

歯肉の厚みや歯根の状態によっては、ブラックトライアングルの減少には限界があります。必ず歯周組織や歯根の状態を精査して行ってください。歯根の著しい近接を避け、歯根周囲には充分な歯槽骨を確保してください。

取材:はしば矯正歯科 橋場千織 先生
記事:株式会社フォレスト・ワン 岡部真一