赤坂まつの矯正歯科インタビュー

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dr_matsuno_example.jpg矯正治療のなかで、前歯のクロージングはたいへん重要なステップです。リンガルの治療においても同様で、このステップで歯の移動が思うようにいかなくなり、良い結果がだせないことがしばしばあります。原因はなんでしょうか。


 まず第1にリンガルの場合、歯の抵抗重心と舌側という牽引場所の関係から、クロージング時、特に前歯が舌側傾斜しやすいということが知られています。そこで、前歯にはよりトルクをかけることが必要になってきます。


 第2として、クロージング時スライディングメカニクスを用いますが、小臼歯、大臼歯のブラケット、チューブとワイヤーがうまく滑ってくれることが必要になります。これらの条件を満たすワイヤーとして、DDワイヤーが挙げられます。前歯がフルサイズに近い角、側方部が細めのすべりのいいワイヤーです。


 私はずいぶん前にDr.フィリオンのセミナーでこういう角と丸の2種類の形態でできているワイヤーを知りましたが、当時の日本では薬事の関係で手にいれるのはたいへん面倒でした。ところが昨年、フォレストワン社の方から同様のワイヤーが日本で販売されました。それがこのDDワイヤーです。


 現在、私は臨床でこのワイヤーを使っていますが、実際に使用してみて、以前海外から購入していた同様のコンビネーションワイヤーと比較したところ、角と丸の接合部での破折がほとんどなく、側方部のワイヤーの滑りがたいへん良いという感想をもっています。クロージング時に使用するワイヤーは016x022ステンレスに始まりいろいろと使用してきましたが、現在はほぼルーティンにこのワイヤーを使ってリンガルの臨床を行っています。


 ぜひ使用してみる価値のあるワイヤーだと思います。

松野先生 略歴

1956年 東京生まれ
1983年 北海道大学歯学部卒業
1987年 歯学博士取得「咀嚼筋の筋電図学的研究」
1993年 北海道大学歯学部講師、同医学部非常勤講師
1993年 赤坂まつの矯正歯科 開設
1996~1998年 昭和大学歯学部非常勤講師
2006年~ 昭和大学歯学部非常勤講師

所属学会

日本矯正歯科学会(認定医、指導医、専門医)
日本成人矯正歯科学会(常務理事、認定医、指導医)
日本舌側矯正歯科学会(会長)
日本口蓋裂学会(評議員)
日本形成外科学会
日本頭蓋顎顔面外科学会
日本顔学会
AAO (American Association of Orthodontics)
WFO(World Federation of Orthodontics)

赤坂まつの矯正歯科

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