
この度、2010年2月11日に開催される、「Sliding Mechanicsにもとづいた最新臨床矯正 ~さまざまなテクニックと概念~」のセミナーで講師をお引き受けいただきましたPaik,Cheol-Ho先生のクリニック(ソウル市内)を訪問して、今回のセミナーでお話しいただける内容の概要をお聞きしてきました。
本日はお忙しい中、貴重なお時間頂きまして誠に有難うございます。
この度は、弊社主催の”Sliding Mechanicsにもとづいた最新臨床矯正”セミナーの講師をお引き受けいただき、誠にありがとうございました。
セミナーに向けて、今回のセミナーの内容について、お話しを伺いたいと思います。
Q .今回は、Sliding Mechanicsを中心とした内容になるとのことですが、Paik先生の解釈および臨床上の改良点の数々を、臨床例を交えてお話しいただけるのでしょうか?

Sliding Mechanicsに基づいて治療をしてきて、治療が終わった患者さんに対してB-Recordのコンサルティングをする時に思ったのですが、歯根吸収が少ないのです。私が行っているテクニックが、歯と歯列の周辺組織に対して負担が少ないシステムであると思い、それを日本の先生方に披露したいと思っています。
また、私は10年近く、6前歯はDierct Bondingで、臼歯部はIn-direct Bondingを使って治療をしてきましたが、それのノウハウを重ねてきましたので、それも披露したいと思います。
In-direct Bondingだけを使うと、それなりの弱点があって、前歯部はその切端の形がIn-direct Bondingだけでは足りない部分があります。また前歯部はレジンの厚みに敏感に影響を受けるので、前歯部はやはりDirectで行い、臼歯部はDirectでブラケットを装着するのは難しく、視野も狭いこともあり、In-direct Bondingで行うのが良いと思います。
このような混用したBracket Positioningについても披露したいと思います。
Q . 次に、今回のセミナーのテーマの一つとして、”Low Friction Sliding Mechanics”という内容がありますが、これについても概要を教えて下さい。
もう一つこの講義で強調したいのは、”Low Friction Sliding Mechanics” です。何年か前からマクラフリン先生は、抜歯スペースの後ろは全部チューブにしたいと話されてきました。しかし、全部チューブにすると不便であり、実際の臨床には使えないと思います。
私は、抜歯スペースの後ろは、小臼歯はデーモン MX、6番はコンパティブルチューブ、7番はチューブを使い、デーモンのふたを閉めて、6番のコンパティブルチューブのふたを取らないで使うと全部チューブになります。この形でSpace Closingを終わらせてから、その後Detailingも出来るわけです。
それで、”Low Friction Sliding Mechanics”を使うことによって、もっとスムーズにSliding Mechanicsが行われます。
実際、Sliding Mechanicsの弱点としては、スペースを閉じるのが遅い、最後の1~2mmが閉じないので不便だという先生がいらっしゃいましたが、この”Low Friction Sliding Mechanics”によって、それが解決できました。
Q .Incisor Showingを重視した矯正治療についても講義していただくことになっていますが、これにつきましても概要を教えて下さい。
以前、抜歯症例が多くなって、前歯部が引っ込みすぎて、もっと老けて見えることがあります。またアメリカの雑誌”AJODO”にも、そういう研究が掲載されたことがあります。
抜歯して矯正治療を終わってから、審美的には改善していない、治療の前より治療後の方が印象が”明るくない”、”活き活きしていない”という感じがしますが、そのために今回、Incisor Showingを重視した矯正治療に関してもお話ししたいと思っています。
抜歯をしても抜歯をしなくても、その人のスマイルをデザインする”スマイルデザイニング”を、もっと活き活きとした、明るい綺麗な笑顔を作るのためには、Incisor Showingが大事である思っています。
それを維持する、あるいはIncisor Showingを増やす、ガミースマイルがひどい人にはある程度ガミースマイルを減らしながらIncisor Showingを悪くしない、明るい笑顔を保つという治療の概念をご説明したいと思います。
Q .臨床矯正全般に関する内容として、臨床上のさまざまな”コツ”についてもお話しいただけるとのことですが、例えばどのようなコツを教えていただけるのでしょうか?
もう20年以上、毎日矯正治療を行ってきましたが、その中で発見した、または工夫した”Clinical Tips”についてお話し致します。その”Clinical Tips”の中には、ストリッピングの方法などもあります。
私は実は3カ国の免許を持っています。アメリカと日本と韓国です。アメリカでは、Part1~4まであり、Part3・4はすべて実習です。そこで一般歯科治療に関することを多く学びました。
どうやって歯の形を修正できるのかということも学びまして、私はいつもほとんどの患者さんに、切端を整えたりというようなEsthetic Grindingを行います。また、ストリッピングをする時にも、ただ削るだけではなく、その歯の周りも削って、歯の形を考えながらストリッピングしています。
例えばこのようなコツを始めとして、これまで20年間矯正治療をしてきた中で発見し工夫したノウハウを、日本の先生方と分かち合いたいと思っています。
Q .Multi-disciplinary treatmentという講義内容もありますが、これはどういうものなのでしょうか?
今、矯正科だけでは成り立たなくなってきており、デンタルインプラントをされる先生や歯周科の先生方と”Team Approach”の必要性があるケースが多く、その時の注意しないといけない点やノウハウ等を紹介したいと思います。
先生の症例、ノウハウが聞けることを楽しみにしております。
今日は御忙しい中有難うございました。
付記
現在、Paik先生におかれましては、臨床矯正に関する本を執筆中とのことで、日本語訳のものも出版される予定です。
この本の一部についても、本セミナーにおいてご紹介いただくことになっております。
また、今回のセミナーでは、通常良くあるような講義内容のPowerPointファイルの貼り付けではなく、しっかりとした内容の本の形で、ご参加いただける先生方にお配りする予定にしております。
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略 歴 |
所属学会 |
これまでの講演や発表の一部をご紹介致します。 | ||||||||
症例のご紹介
CASE01
治療後
CASE02
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5F, Rodem Bldg., 1690-3
Socho-dong, Socho-ku, Seoul, Korea
TEL:82-2-595-0422 FAX:82-2-591-3882
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